時計の買取は買取屋との戦い

戦争においては知識のない方が負ける。

罠を仕掛けられていることに気付かなければ、罠にかかり、戦場の知識がないばかりに、先行きが読めず、混乱する。

時計の買取は買取屋との戦いであり、戦争でもある。

事前知識の有無が勝敗を分けるのである。

時計を買取らせることはれっきとした商売である。

つい買取屋だけが商売をしているように見えるかもしれないが、動く金額の事を考えればこちらも経営者ではないにしろ、営業をしているぐらいの気持ちで売りにかからないと相手に足元をすくわれる。

50万円で売れる時計を30万円で手放したとしたらどうだろう。

価値を知らない故に30万円で満足してしまうかもしれない。

しかし実際の差額は20万円にものぼる。

こういったことは時計の買取で日常的に発生しており、本人が自覚していない為、問題にもなっていない事が多い。

更に言えば、買取を担当した人間が当時の査定ではそうなる、と言ってしまえば終わりで、はっきり言って後悔したところで、後の祭りなのだ。

私の周囲の人間では殆どと言って良いほど、事前知識を手に入れずに突貫した人間が多い。

その都度、私は説明している。

これは商売であり、買取屋との戦争である、と。

安く仕入れ、高く売るのは商売の基本。

ならこちらも高く売る姿勢を見せなければならない。

そもそも相手と同じ土俵に立たなければ戦うことすら出来ない事を、時計を買取って貰う時には理解していなければならないのだ。

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